

デガッサー®は、液体中の気体を分離通過させる中空糸型非多孔気液分離膜が内蔵された真空容器と、膜の外側の真空を制御するコントロール部によって構成されています。
この構成は基本的な例で、目的や条件によっては膜の形状を変えたり、膜の内側を真空にする等の各種応用が行われていますが、原理説明には下記のモデル図と同様の基本形態を用います。

デガッサー®の入口から導かれた液体は中空糸膜の中を通過して出口に達します。
中空糸膜は非多孔性ですがサイズが小さく、運動性も高い気体分子を通過させる性質を持っています。
従って、膜付近の溶存気体は膜内に浸透し真空に制御された膜外へと移動し排出されます。
液の流れの中で溶存気体分子はFickの法則により主に拡散作用によって膜近辺に移動し、主として濃度分布が物質移動の機動力となるHenryの法則に則って膜内に取り込まれ、同様に膜内を移動して膜外へと排出されます。
デガッサー®入口付近と出口付近では溶存気体の濃度が異なり、移動速度も変わってきます。
流路での拡散も液体の流れの状態や線流速に左右され、膜内での移動も膜の性質、分子構造、結晶状態等によって異なります。
さらに膜内で気体分子の移動を補助する物質の有無や状態によっても脱気効率が変動します。
つまり、物質移動に関わるFickの法則やHenryの法則に種々の要素が加わって脱気が行われる為、ガス/ガス分離のような単純なモデルとしての説明や公式化は適用できません。
株式会社イーアールシーは、これらの原理と実際の実験結果、経験の積み重ねによって最も効果的な脱気を実現し、さらに追及を進めています。
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