
配管系内が陰圧過負荷になっていることがあります。
安定した脱気液を供給していないことがあります。
配管の接続部が緩んでいる場合があります。
液体中の泡は、気体がガス状のままで液体中に混合している状態です。配管の中では帯状の空気層として移動している場合もあります。この「泡」を除去する事を脱泡(だっぽう)と言い、簡単なトラップ等での除去も可能です。この泡は、外部から混入するだけでなく、液体から発生する事が非常に多く見られます。
溶存気体とは液体中に溶解している気体を意味し、これは泡のように目で見る事はできません。株式会社イーアールシーは、この液体中の「溶存気体」を除去する事を脱気(だっき)と名づけました。
気体の液体に対する溶解量は液体の種類、温度や圧力、さらには接液材質によって変化し、飽和量以上の溶存気体は泡となって出現します。つまり、泡の無い状態の液体であっても、温度や圧力等が変化すると泡を発生する事になります。また逆に液体中に泡が存在しても、温度や圧力の条件変化の方向によっては、または気体の溶解量が飽和値に満たない場合には、泡は液体中に溶解して無くなってしまいます。
つまり、「泡を除去する」「泡の発生を防止する」といった単純な目的であっても、単なる脱泡は根本的な解決にはならず、溶存気体を含めて除去する「脱気」を行って、初めて発泡防止が行える事になります。
液体の中に溶解している気体を除去する「脱気」は何故必要なのでしょうか…この質問への短い回答は大変難しいです。それは、「脱気の目的」や「目的とする分野」が広い範囲に渡るため一概に説明が出来ないからです。
脱気の目的は
(1)液体中の溶存気体による発泡の防止
(2)液体中の溶存気体自体の化学的、物理的、生物学的な影響の削減、あるいは安定化
に大きく分けられます。
代表的な用途例としては、次のようなことが挙げられます。
1. 発泡による液体の定量や計量時の障害を除去、予防
2. HPLCやその他液体を扱う精密分析器での精度確保
3. 溶存酸素除去による液体中、あるいは液体と接触する物質の酸化・分解防止
4. 水中の微生物、藻類の繁殖抑制
脱気の用途は、上記例の他にも様々に考えられます。
用途についてのアイデア、ご検討中の事柄を御連絡ください。
イーアールシーの技術と経験の蓄積は、貴方のアイデアの実現、そして発展に必ず役立ちます。
液体中の溶存気体の除去「脱気」には古典的な方法を含めていくつかの手法があります。下表に、いくつの方法の特徴をまとめました。

上記の脱気法は3種類に大別できます。
1. 簡易法(加熱法、減圧法、超音波法)
液体を加熱したり減圧して溶存気体の溶解度を下げたり、超音波振動を与えて分子振動で溶存気体を追い出したりする方法です。
液体の沸点により温度や真空度に制限があり、小型の装置では高い脱気効果は期待できません。また混合組成の液体では加熱や減圧で低沸点組成の損失を生じ液体組成の変動を伴う事があります。
さらに、バッチ式による脱気は接触空気等の再吸収が短時間で生じます。超音波法での脱気効率は低く、これらの方法は精度や高い効果を期待しない用途で、組み合わせて使用されるケースが殆どのようです。
2. ヘリウム(He)パージ
初期のHPLC移動相脱気には、Heを吹き込み溶存気体と置換する方法も採られていました。正確には脱気ではなく、ガス置換法と呼ぶべきでしょう。
He自体は液体への溶解度が低く、置換によって飽和量までHeが溶解した液体は発泡を起こし易い状態ですが、発泡してもその絶対量が少ない為、脱気と混同されます。Heの溶解量は温度や圧力(パージ用容器の液面変化でも変動)によって変わりますので安定性も悪く、HPLC等の検出器によっては不安定で使用できないものがあります。
Heガスの価格が安い米国でも、現在では精度を要求される分析機器にはあまり使用されていません。
3. 膜技術応用
膜への気体透過と液体中の気体の濃度差、圧力差を応用して液体中の溶存気体を除去する方法です。
使用される膜には、多孔性(ポーラス)膜と非多孔性(ノンポーラス)膜があり、多孔性膜では使用条件に制限が多く、目詰まり等で性能変化が起こります。
デガッサー®は気液分離非多孔膜を用いた配管途中に組み入れる事が可能な脱気装置です。他の脱気法に比べ優れた特長と安定性を持ち、経済性も兼ね備えています。
ZERO OVER ALARMが点灯した(ERC-7562-16, 7562-32)
LIMIT ALARMが点灯した(ERC-7515A, 7515B, 7525, 7535)
TEMP MONITORが点灯したまま(温度調整機能のある機種)
ヒューズが溶断している場合があります。
INTENSITY ALARMは、光学系の受光部(検出素子)に到達する光の絶対量が、規定値の範囲を超えた(減少または増大)場合、点灯します。
光の絶対量が正常な範囲内に戻れば、INTENSITY ALARMは自動的に消灯します。
ZERO OVER ALARMは、AUTO ZEROの作動範囲(OPTICAL BALANCEメーターの+5%~-5%の間)を超えた場合、点灯します。
光軸が規定範囲内に戻れば、ZERO OVER ALARMは自動的に消灯します。
LIMIT ALARMは、光軸を調整するヌルグラスが調整範囲を超えた場合に点灯します。
光学ブロックの温度調節は外気温に左右されます。室温と光学ブロックの温度調整設定 温度に30℃以上の開きがある場合は、安定した温度調整ができない場合があります。
光学ブロックの温度調節は外気温に左右されます。室温と光学ブロックの温度調整設定 温度に12℃以上の開きが無い場合は、温度調整ができない場合があります。
示差屈折計は、温度変化や圧力変化に対し、非常に敏感です。チャート上に現れる定期
的(繰り返し現れる)ノイズは、ほとんどの場合示差屈折計以外の環境に原因があります。
まず定期的に現れるノイズと周期が同じ動作をしているものを探してみてください。
示差屈折計は、温度変化や圧力変化に対し、非常に敏感です。
チャート上に現れるドリフト(ベースラインの変動)は、ほとんどの場合微妙な温度環境(室温や移動相の温度)の変動に原因があります。空調のON/OFFや送風、人が検出器の周囲を歩いて起こす風など、細かい要因にまで熱的影響を遮断するように気を使うことが必要です。
示差屈折計は、全ての物質に対して感度を持つため不純物の影響を受けます。
移動相の純度や、流路系配管内の液置換に留意してください。
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